チケプラ

EMTG Magazine

常にヒットチャートを駆け抜けるファンモンが
ベスト・アルバム発売記念ライブを敢行!
幸運にもこのプラチナチケットを手にした12000人が横浜アリーナに集結し、
会場がひとつになるアツいライブが繰り広げられた!

FUNKY MONKEY BABYS ライブレポート

『今日を一生懸命生きられないヤツに、明日なんて一生懸命生きられない。』

[2010.5.29(SAT) 横浜アリーナ/BEST ALBUM発売記念LIVE『EXCELLENT』]
FUNKY MONKEY BABYS
 FUNKY MONKEY BABYSベストアルバム発売記念LIVE『EXCELLENT』の1日目が5月29日に行われた。今年2月10日に発売されたベスト・アルバムもチャートの上位に長くインし、70万枚のセールスを記録、そこからのオールタイムベストな選曲に期待も高まる、今回のライブ。当然ながらチケットは両日共に即日ソールドアウト。幸運なプラチナチケットを手にした12000人ものオーディエンスがこの横浜アリーナに集った。

 彼らがステージに現れるまで、リラックス&一体感を会場に促すように、振付師・南流石の指南による、大人から子供まで楽しめる「ファンモン・エクササイズ」を終えた会場に、彼らの登場を予期させるモンゴル800の「小さな恋のうた」が鳴り響く。会場中が胸の高鳴りを抑えながら大合唱。それが終わるのとほぼ同時に場内が暗転し、まずは最近の大会場ではすっかりその登場シーンも楽しみの一つとなっているケミカルが、ミラーボールを着たバカ殿姿で突如登場する。その彼がDJブースに立ち、「ケミカル幕府は明日の日本をキラキラに照らします!ファンキーモンキーベイビーズだ〜!!」と絶叫。それを呼び水に1曲目の「希望の唄」のイントロが流れ出し、加藤、モン吉もステージに現れる。ステージの端から端まで走りまくる2人。1曲目ながら歌に合わせ12000人が大合唱&呼応する。頭から、その歌通り<出会えた奇跡>に感謝したくなる瞬間だ。続くアッパーな「夢」が飛び出すと、レーザー光線が無尽に飛び交い、さながら会場をレイブパーティーへと一転させる。そして、会場を一足先に真夏へと誘う「ナツミ」に突入すると、辺りは一気に常夏へ。いやー、のっけから目まぐるしい(笑)。  頭の3曲を終え、加藤が誇らしく高々と腕を上げる。それはさながら、"よし、掴んだゾ!!"といった自信のようにも映った。

 そしてMC。加藤から「今日を一生懸命生きられないヤツに、明日なんて一生懸命生きられない。2DAYSだけど明日のことは考えず精一杯演る。みんなが満面の笑みで帰ってくれることが、僕たちにとってのライブの成功だから。ついてこれるか?」と、会場に力強い誘いが。そして、まるでそのMCを体現するかのように、デビュー曲「そのまんま東へ」が飛び出す。「結び直すスニーカーの紐」との歌詞にあの当時を思い、目指していたことが今、現実となっていることをみんなが感慨深く思う。続いての「恋の片道切符」では、4つ打ちのビートが会場を包み、巨大なミラーボールも回り出す。そして、センチメントな感情が会場を包み、粉雪舞い散る演出が観る者の涙腺をゆるませた「もう君がいない」へと続く。

FUNKY MONKEY BABYS
 ここでMC。加藤が今回のライブタイトルが彼らがまだ無名時代に、この横浜のクラブで定期的に行っていたイベント名だったこと。当時、お客さんの入りも少なく、この名にまだ良い思いをさせてやれていなかったこと。そのリベンジも含めあえてこのタイトルをつけたこと等を語り、今やその約500倍のこのキャパの人たちにしっかりと伝えれることの嬉しさやありがたさを告げる。そして、「悔しかったこと、悲しかったこと、それらを次の曲に乗せて欲しい」との言葉と共に「涙」が歌われ、悔しさを思い返すと同時に、"それをバネに更に強くならなければ!!"と、会場の多くの人に思わせる。そして、その涙を流し終わった後の清々しさに包まれたかのような「明日へ」へと曲は続く。

 「しんみりしたツラをしているんじゃねぇ!まだまだ行けるんだろう?」と、ウェットになった会場にケミカルの一喝が飛ぶ。そこから、前のめりでイケイケなソカチューン 「ガムシャラBOY」、タオルの大旋回の「One」とパーティーチューンを連発。かと思えば次には、「桜」やビジョンに映し出されたミュージックビデオとシンクロして歌われた「大切」、会場中に愛しい人を思い浮かばせた「告白」と、聴き入らせるナンバーが会場を包む。

 加藤が多少、感傷的になった会場を再度盛り上げるべく、コール&レスポンス行い、その流れから「ヒーロー」に突入。場内のお父さん連中を驚喜させる。そして、レーザー光線とドラムンベースが会場をクラブへと豹変させた「メロディーライン」では、曲の躍動感に乗り、メンバーも縦横無尽にステージを駆け回り、続く「ALWAYS」では、疾走感溢れるロックナンバーと共に、会場全体が更に一丸となる。  「つらいことも悲しいことも一人で背負いこむ必要はない。みんな、ちっぽけな勇気を振り絞ろう。愛するお前たちに命を賭けるぜ」との加藤の言葉の後、「ちっぽけな勇気」が歌われると、前のめりなビートの上、みんなの想いが一つに合わさっていく。そして、本編ラストは明日への力強い活力を会場中に与えてくれた夕焼けナンバー「西日と影法師」。今日もまた一歩踏み込み、強くなった気がしたのは、私だけではないだろう。
FUNKY MONKEY BABYS
 ここからはアンコール。まずはノリの良い能天気な「GO!GO!ライダー」が飛び出し、色とりどりの大型風船がお客さんの力と共に会場を転がり飛ぶ。そして、八王子観光大使のタスキをかけたケミカルとハッピを着た加藤、モン吉も男気タップリに歌って踊った「太陽おどり〜新八王子音頭〜」と、2曲のアッパーチューンが会場を興奮させる。ここでモン吉がMC。八王子と横浜の関係についてを絹の道のヒストリーを引き合いに含蓄たっぷりに語る。その後、ケミカル〜加藤へとMCを繋ぎ。共に未来へと向かいたくなる「旅立ち」では、会場の12000人も大合唱。そしてラストは場内にハート型の紙飛行機が舞い降りる中、歌われた「Lovin'Life」。会場中も大合唱で応え、まさに彼らの歌がみんなの歌へと変わった瞬間を実感した。
 最後には、メンバーからこの日集まってくれた12000人に丁寧な挨拶が繰り返され、彼らがステージを去った後、スクリーンに「大切」の曲に乗せたエンドロールが映し出され、それに合わせ会場から大合唱が起こる。
 まさに老若男女、親子やカップル等、幅広く多くの人が集った今回のライブ。会場を出る際、今日届けられた歌を、まるで大切な宝物のように持って帰る表情のお客さんが多くいたのも印象的であった。この表情こそが、この日のライブの大成功を物語っていた。

【取材・文:池田スカオ和宏】

◆ セットリスト ◆
  • 1.希望の唄
  • 2.夢
  • 3.ナツミ
  • 4.そのまんま東へ
  • 5.恋の片道切符
  • 6.もう君がいない
  • 7.涙
  • 8.明日へ
  • 9.ガムシャラBOY
  • 10.One
  • 11.桜
  • 12.大切
  • 13.告白
  • 14.ヒーロー
  • 15.メロディーライン
  • 16.ALWAYS
  • 17.ちっぽけな勇気
  • 18.西日と影法師
  •  
  • <ENCORE>
  • 1.GO!GO!ライダー
  • 2.太陽おどり〜新八王子音頭〜
  • 3.旅立ち
  • 4.Lovin' Life

アーティスト情報

秦

【FUNKY MONKEY BABYS】
東京八王子出身、「ファンキー加藤」「モン吉」「DJケミカル」の3人が、04年元旦に結成した2MC1DJのヒップホップユニット。06年1月、CDジャケットに東国原英夫宮崎県知事(当時そのまんま東氏)を起用したシングル『そのまんま東へ』でメジャーデビュー。 07年1月リリースの『Lovin' Life』がCDセールス20万枚、着うた200万ダウンロードを突破。07年度上半期着うたフルRランキング3位に輝く超ロングヒットを記録、ブレイクを果たす。その後も楽曲に加え有名人を起用したストーリー性のあるPVでも話題を呼ぶ。



リリース情報

映画『書道ガールズ!!わたしたちの甲子園』主題歌
2010年5月12日(水)発売

13th Single 『大切』

<初回生産限定盤>¥1,365(tax in)
<通常盤>DVD付¥1,050(税込)
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ライブ情報

SUMMER SONIC 2010 [HP]
・8月7日(土) [東京]千葉マリンスタジアム&幕張メッセ
・8月8日(日) [大阪]舞洲サマーソニック大阪特設会場
MIYAKO ISLAND ROCK FESTIVAL 2010
〜SAVE THE SEA, SAVE THE SKY〜
海に優しく、空に優しい、南の島のロックフェス[HP]
・6月26日(土) [沖縄]南西楽園宮古島リゾート敷地内特設会場