チケプラ

EMTG Magazine

ファンのリクエストに答えた、初のカバーアルバム『Request』。
各楽曲にまつわるJUJUの想いや、
本アルバムをリリースが影響した心境の変化についてじっくりと聞いてみた。

リリース情報

JUJU『感謝』

1st Cover Album 『Request』
2010.9.29 release
AICL-2178 ¥2,500(税込)

ファンからカバーして欲しい曲を募集し、実現した夢のカバーアルバム!!!
CMソングで話題となった、マイラバカヴァー「Hello, Again〜昔からある場所〜」を含む、カヴァーアルバム!カヴァーイベント「ジュジュ苑」をはじめ、カヴァーには絶対的な定評あるJUJUの歌ヂカラとプラチナムヴォイスを体現する至極のアルバム!!

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ムービーコメント

JUJU インタビュー

『心の変な贅肉が取れたっていうか。
また歌う楽しさを思い出すことができた。』

これまで3枚のオリジナル・アルバムを発表してきたJUJUが、初のカバーアルバム『Request』をリリースする。CMで使用されたMy Little Loverの「Hello , Again〜昔からある場所〜」が大きな反響を呼び、J-POPの名曲をJUJUの声で聴きたいというファンからのリクエストに応えて実現したアルバムだ。MISIAのデビュー・ヒット「つつみ込むように・・・」や、椎名林檎の「ギブス」など、バリエーションの富んだ選曲もあって、カラフルな一枚になっている。サウンド・プロデューサーも亀田誠治、松浦晃久など精鋭・鬼才ばかり。秋の夜長にじっくり楽しめる好アルバムについて、JUJUに訊いてみた。

EMTG: 今、カバーアルバムがたくさん出ていますが、ここであえて出そうと思ったのは?
JUJU: そもそも私自身、歌が好きで、誰かの歌を歌うところから始まった。もっと言うと、他人の歌を歌うことが、私にとって“歌うこと”だったんですよ。デビューして自分の歌も歌ったりするようになったんですけど、デビューシングルからカバーを入れてますし。カバーは、私の“元”になってます。でも、いわゆる“カバーアルバム”を自分で作るのは初めてで。3rdアルバムにはそれまでカバーしてきた洋楽曲をコンパイルして入れたんですが、邦楽カバーがこんなに大変なことだとは思ってなかったですね(笑)。
EMTG: どんなところが大変だったんですか?
JUJU: 洋楽のカバーは、たとえばジャズの流れで言うと、その曲を自分で噛み砕いて、自分の色に染めることだったりする。それが許されるし、作者もリスナーも怒ったりしない。それはR&Bでもソウルでも同じで。でも、日本語の“譜割り”って、変えると別モノになる。だから、すごく繊細な作業でした。
EMTG: 邦楽は“譜割り”そのものがメロディとすごく関係が深いからね。それにしても「つつみ込むように・・・」と「すき」は、オリジナルにそっくりで驚いた。
JUJU: あの2曲は大好きで、フェイクまで含めて忠実にずっと歌ってました。MISIAさんもドリカムさんも大好きなシンガーです!!
EMTG: それは歌って幸せだったね。椎名林檎さんの「ギブス」が意外だったけど。
JUJU: 実は椎名林檎さんもファンなんです。カラオケでは必ず歌います。でも、物真似ではいけないなと。それをやるんだったら“モノマネ王座決定戦”でやればいい(笑)。ファンの方から「JUJUで聴きたい」っていうリクエストだったので、真似にならないように頑張りました(笑)。
EMTG: 好きな歌をストレートに歌っていい場合と、好きだからこそ違いを出さないといけないケースがあったんだね。
JUJU: そうですね。
EMTG: オリジナルとはかなり違って聴こえたのは、「LOVER SOUL」だった。
JUJU: ジュディマリさんだったら「LOVER SOUL」にと決めていて、デモで歌ってみたら、好きな歌なんだけど、ほんとうに歌の表現が私のタイプと違うので、悩みました。そうしたらアレンジの亀田誠治さんが、「大丈夫。僕には見えてるから」って言ってくださって、アレンジされた音を聴いたら「なるほど! これだったら私でも歌える」って。
EMTG: 「There will be love there」も面白かった。
JUJU: この歌こそ、オリジナルの譜割りどおり歌わないと成り立たないと思ってました。
EMTG: 「White Love」は?(笑)
JUJU: まさか13歳の歌を歌うとは思ってませんでした(笑)。でも歌ってみて、子供たちの初恋の歌だと思ってたけど、それだけじゃない。24歳の恋の歌にもなるし、34歳だったらそれこそ大人の秘密の恋の歌にもなりますよね(笑)。
EMTG: しかもアレンジのi-depのナカムラヒロシさんが面白い音を作ってる。
JUJU: はい。今回のアルバムは8人のアレンジャーの方にお願いしたんですけど、「あの方にこの曲をお願いしたら面白いんじゃないかな」って、好奇心も含めてお願いさせていただきました。
EMTG: 宇多田ヒカルの「First Love」も、彼女が若い時期に作った曲だけど?
JUJU: これも初恋といいながら、初恋の歌とは違う。酸いも甘いも噛み分けていて、年齢不詳の歌ですよね(笑)。
EMTG: 確かに年齢不詳だ(笑)。そうしてみると、いろんなラブソングを歌ってみたわけだけど。
JUJU: 今回、リクエストしてくれたのは全体的に女性が多かったんですけど、女性の方から「女性の歌を歌ってください」っていうリクエストが多かったんです。そういう人たちは、歌を通して「強くあろうとしているのかな」とも思って。ただ、私、「JUJU」は、強い女性のイメージではないと思ってて。。自分が書く歌詞は、へタレだし(笑)。だとすれば、へタレな私が「頑張ろう」と思って歌うからいいのかなって。みなさん、それぞれの思いがあってリクエストしてくれたと思うんです。きっとその歌を聴くと、つらいことや怖いことを思い出したりするかもしれない。オリジナルを聴くとキツイかもしれないけど、JUJUが歌ってくれるなら“好きな曲”として純粋に聴けるかもしれないって思ってるのかな。なので、みなさんの心の“代弁者”になれたらなと思いながら歌いました。
EMTG: それって、いいなあ(笑)。
JUJU: 疲れたときに聴きたい歌手ナンバーワンになるのが、私の夢ですから(笑)。
EMTG: 改めて、『Request』を振り返ってみると?
JUJU: “歌うことが好きな自分”に、もう一度戻るキッカケになったと思う。心の変な贅肉が取れたっていうか。周りから「これってJUJUっぽいよね」って言われたりして、本当は必要ないのに自分の頭の中で勝手に“JUJUらしさ”を作ったりしてたんです。今回のレコーディングは、JUJUらしさを出さずに“私の声”で歌う作業だった。それをやったことで、また歌う楽しさを思い出すことができたと思います。
EMTG: 次のオリジナル・アルバムに影響が出るかな?
JUJU: 出ると思います。何が出てくるか、楽しみです。ずっと他人の曲を歌ってきたから、今、歌好きの自分がいる。今回、物真似と自分の歌の区分けもできたし(笑)。
EMTG: ちなみに、物真似じゃなく、“私の声”を発見したのは、いつ?
JUJU: 3歳のときです。
EMTG: 早っ!
JUJU: それまでもカラオケで松村和子さんの「帰ってこいよ」とかは物真似で歌ってたんですけど、細川たかしさんの「北酒場」はキーのこともあって“自分の声”で歌うしかなかった。そうしたら、それまで何をやってもお姉ちゃんに勝てなかったんですけど、初めて大人から誉められた。自分の声を聴いて、うっとりしてました(笑)。この声が自分の中に、デフォルトとして入ってますね。
EMTG: あはは。最後に“EMTG MUSIC Fes. 2010”に参加していただきますが、JUJUさんにとってのライブとは?
JUJU: うーん、“デート”ですかね。初めてでも、何回目かのデートでもドキドキできる。緊張感があるから、そのドキドキが高まっていく。そして、「楽しかったね」って言える。ライブってそういうものだと思います。
EMTG: ありがとうございました。

【取材・文:平山雄一】

アーティスト情報

12歳の頃よりJAZZ SINGERを志し、京都にて音楽活動を重ねるも18歳で単身渡米。世界の音楽の中心で、様々なジャンルのNYサウンドを咀嚼して独自の音楽性を確立。その活動がストリートでの噂となり2001年よりfeaturing等で参加した作品は、既に10作品を数える。
満を持して2004年8月25日にシングル曲「光の中へ」でデビュー。圧倒的な歌唱力で、FMにて話題に。さらに2004年11月26日に2ndシングルをリリース。2005年からはNYでの音楽制作活動に平行して、日本でのライブ活動もスタート。
2008年8月23日にリリースされた、10年来の朋友であるSpontaniaとのコラボ曲、Spontania feat. JUJU「君のすべてに」が着うた(R)等配信が300万DLを突破し、大ヒットを記録。また、そのアンサーソングとなる「素直になれたら JUJU feat. Spontania」は250万DLを記録。
2009年3月4日リリースの待望の2nd album「What's Love?」はオリコンデイリーチャート1位・ウィークリー初登場3位を記録し、大ブレイクを果たす。
さらに4月29日リリース「明日がくるなら」で、映画『余命1ヶ月の花嫁』の主題歌に大抜擢される。

ライブ情報

JUJUの日 SPECIAL LIVE「Request」
10月10日(日) 開演18:00/会場19:00
[東京]東京国際フォーラムA
料金:前売 6,000円(税込)
問い合わせ先:クリエイティブマン03-3462-6969
EMTG MUSIC Fes. 2010 -Heart Music Heart Live- [HP]
12月12日(日) 開演14:00/会場15:30
[埼玉]さいたまスーパーアリーナ
料金:EMTG先行 5,500円(税込)/一般発売 6,500円(税込)
チケット先行日程
■EMTG一次先行:9月21日(火)11:00〜10月3日(日)20:00
■EMTG二次先行:10月9日(土)14:00〜10月17日(日)20:00