
結成20周年を迎えた実力派ロックバンド
SPARKS GO GO。彼らの本領発揮のイベントが、
『JUNK!JUNK!JUNK!』。地元"倶知安"にて3年ぶり
に開催されるイベントについてメンバーにインタビュー!
- SPARKS GO GO 20th Anniversary Special
JUNK!JUNK!JUNK! ∞ 2010 [HP] - [日時]2010年9月19日(日) [会場]北海道倶知安町旭ヶ丘スキー場
[出演]SPARKS GO GO/ユニコーン/真心ブラザーズ/PUFFY/チャットモンチー/detroit7/OKAMOTO'S
>>EMTG先行実施!!(7月1日〜7日)詳細はコチラ
- SPARKS GO GO 20th Anniversary Live Vol.2 「LET’S GO!!!」
- [日時]2010年7月21日(水) [会場]ebis LIQUIDROOM
SPARKS GO GO(SGG)は今年、結成20周年を迎えた実力派ロックバンドだ。メンバーは橘あつや(g&cho)、八熊慎一(vo&b)、たちばな哲也(dr&cho)の3人。前身バンド解散後の1989年に盟友・奥田民生らと結成した伝説の“THE BAND HAS NO NAME”から始まったヒストリーは、早い時期からバンドに“グルーヴ”という考え方を導入して日本のバンドシーンを牽引してきた。彼らをリスペクトする後輩ミュージシャンは多い。それは彼らの高い演奏力はもちろん、ロック一直線の彼らの潔い音楽姿勢と人間性から来ている。
そんなSGG の本領発揮のイベントが「JUNK!JUNK!JUNK!∞2010〜SPARKS GO GO 20th Anniversary Special」だ。彼らの地元・倶知安で行なわれる野外ライブは、北海道の名峰・羊蹄山に見守られてのビッグスケールが自慢。5年前の初回は会場の体育館の床がトラブったにも関わらず、スタッフのナイスな機転によって野外ステージをその場で作って敢行。そんな“音楽好き”のムードに惹かれて“仲間”がぞくぞくと集まってくるのがこのイベントの特長だ。楽しいセッションも用意されていて、大規模な夏フェスにはないフレンドリーな一日が過ごせるというわけだ。
「メンバーが倶知安出身だから、倶知安でイベントをやる。そういう個人的な理由のイベントが永く続いてるのは、すごいことだよね。倶知安はいいところだよ」という民生のコメントが、すべてをもの語っている。さて、3年ぶりに倶知安に帰ってきた「JUNK! JUNK! JUNK!∞2010」について、メンバーに聞いてみた。

八熊: 倶知安町からライブをやってくれって話がきたことがあって。そのときは「凱旋!」的なノリは、ロックバンドとしては非常に恥ずかしい(笑)と思った。3人が細川たかしさんみたいに紅白歌合戦に出ていたら全然変わっているのかもしれないけど、こういう形でロック・バンドとしてやってて「地元のスターが帰ってまいりました!」みたいな言われ方をされるのが、自分たちはいちばん苦手な部分だった。なので、最初はなんとなくお断りしていたんですが、デビュー15周年のときにスタッフから「ロック・イベントだったらいいんじゃない?」と。ワンマンというよりも、いろいろみんなに手伝ってもらうイベントだったらいいんじゃない? っていう話に「ああ、ありかもね」って思ったところから始まったんですよね。
EMTG: それまでメンバーは倶知安に帰ってたの?
橘: プライベートですか? ああ、全然帰ってないですね。
EMTG: それはロック・バンドだから?(笑)
(一同笑い)
たちばな: 遠いから(笑)。
橘: 単なる親不孝だろ(笑)。
八熊: まあある意味ロック・バンドだよな(笑)。僕らのことを誰もが知ってるんであればいいんだけど、「なんだかわけがわかんねぇなあー」みたいなところもあるわけですよ。倶知安町の場合、特にね。で、とにかくカッコ悪いものにしたくないっていうのと、どうせだったら1回で終わりたくない――「騒いで帰って、何だったんだアレ」みたいなことにはなりたくないと思った。地元だし、親もいるし、友達もいるし。俺は倶知安にマメに帰ってる人だったので、あんまりそういう感じにもしたくないっていうので「それだったらいろいろ考えてやってみましょう」ってとこから話は動き出した。下見にいったりしているうちに、面白そうかもって思い出して、OKになっていったんだけど。
EMTG: 5年前っていうと、メジャーなRising SunとかFUJIROCKのフェスは定着してたけど、倶知安はありえないよね。なんて言ったらいけないけど (笑)。
八熊: ありえないよね(笑)。でももう十何年、東京に住んでて、ポッと倶知安に帰ってみると、やっぱりすごいとこだなと思って(笑)。山とか川とか、いわゆる自然のシチュエーションが東京にいると全然ありえないから、そういう意味では都会からポッと来て「すごいところだな」と思ってくれる人はいるんだろうなと思った。

(一同笑い)
八熊: ね(笑)。最後まで俺も「なんで屋内なの?」って言ってたんだけど、雨が降ったら本当に逃げられない場所だからって。結果、よかったけど(笑)。でも初回はいろんなことがあり過ぎて、全然覚えてない。体育館でできなくなって、急遽、野外にステージを作ることになって、お客さんを外で待たせるっていうから大丈夫かなと思ってたら、民生がまず「俺、アコギで一人で出るか?」って言った。「だったら俺も出るよ」と。そこでもう、ウー!っとなったね。嬉しかった。
EMTG: そんなことがあったんだ。
八熊: 今考えてみたら、お客さんもよく待っててくれたよね。外にウヤーって出てビールとか飲んだら、みんな、どうでも良くなるのかもね(笑)。
EMTG: そんな無責任な(笑)。最終的には野外になって、入場が自由だっていうから、地元の人がどんどんやってきて。
八熊: そう。タダでPUFFYが見れるっつって(笑)、車でやたらと来る。駐車場に車がいっぱいになった。
たちばな: PUFFYがやってたときは、制服着た駅員さんがホームに出てみんなずーっと見てて(笑)。
八熊: 面白かったよ。それと、急に外でやりたいって言ったら、オッケーを出した倶知安町長もすごいと思うけどね。
EMTG: 会場の外に、地元の屋台がたくさん出てたでしょ。
八熊: そうそう。遠くから来てくれた人に、地元のものをなるべく食べさせたかったから。ジャガとかジンギスカンとか旨いから、やっぱり食ってもらった方が絶対いいだろうなと思ってたし、地元の人が地元の味で作った方が絶対いいだろうなと思って。
EMTG: 「1回じゃ終わらせない」っていう決心は?。
八熊: そこは、ハッキリ言って終わってもクエスチョンだったよね。こんだけのことをやってしまって、「こりゃ来年からホントにできるのか?」っていうのは(笑)。
EMTG: 毎年、床を抜くっていうわけにもいかないし (笑)。
たちばな: 何を言ってるんですか(笑)。
八熊: ない! 絶対ない!(苦笑)。
たちばな: 阿部(ユニコーンの義晴)くんなんか、出番なくなるかもしれなかったから、「これは倶知安観光旅行かあ?」って(笑)。
八熊: とにかくあの日を無事終えられて良かった。内容もお客さんは「なんだよ!」ってことには決してなってないだろうし、お客さんもたぶん面白がれてやれてただろうし、少なくともみんなの記憶には残ってると思う。
EMTG: その後、2回倶知安でやって、横浜BLITZ、新木場STUDIO COASTでやって、今年は再び倶知安に帰ってくるわけだけど。
八熊: 新木場とかでもやってきたコンセプトは、まったく変わらずにやりたいと思う。俺らの地元・倶知安の食い物を出して、「せっかくこんな遠くまで来たんだから、なるべく味わっていただきたい」みたいなところはありつつ、若いバンドの紹介もしたい。一緒にイベントに出てもらって、新しい息吹もあって。やっぱり倶知安でやった方が、沖縄の離島じゃないけど、みんな帰れないでしょ、もう、来ちゃったら(笑)。
橘: 軟禁状態だよね。
八熊: みんなそこにいるしかないから、すごく団結力が出るんだよね。倶知安まで来ちゃうと「僕ちょっと用事あって帰ります」みたいなことには絶対なんないから。イベントを根本的なところでみんな楽しんで、仲間でバカ騒ぎしてる的な。お客さんも含めてね。だから、これはあくまでイベント。忙しい夏フェスとは、ちょっと違う。みんなで、軟禁(笑)。

八熊: 山!!(←即答)。
(一同爆笑)
八熊: 山と空気とアスパラとイモかなあ。それと、目は良くなるんじゃない?
(一同笑い)
EMTG: なんだそりゃ?(笑)。
八熊: 「森林浴ってこういうもんだな」と。イマイチ森林浴ってみんな知らないもんね、実は。
橘: 本当の意味での森林浴ね。
EMTG: それが倶知安に来れば味わえる。
八熊: うん。やっぱり長い時間を掛けてこないと、あの感覚は味わえないわけで。「ちょっと味わってみよう」ぐらいじゃ、それは中途半端なので。いいきっかけになればいいなと思う。
橘: でも初めて来る人は、倶知安のタイム感にビックリはするでしょうね。「あー、そうだ、買い物行かなきゃ」とか「ケータイのメールしなきゃ」とかっていう、そういうことに全然とらわれなくて済む感覚というか……。
EMTG: 倶知安って携帯のアンテナは立つの?
八熊: 倶知安は立つ。でも、来る途中は立たない。
たちばな: 最近、ソフトバンクのショップができて「iPhone使えますよ」って書いてあった(笑)。
(一同笑い)
八熊: 倶知安まで来れば使えるっていう(笑)。
橘: ギリギリ(笑)。
たちばな: 「iPhone使えます」(笑)。
八熊: でもこうやって俺ら言ってて、みんな来てみると「あ、なんだ、意外と都会じゃないですか」って言うんだけどね。んなことないよね(笑)。
(一同笑い)
八熊: いやいや、来るとき、ずーっと3時間半くらい何にもないでしょう。で、急にちょっと町になると「お、町だ」って錯覚するの、みんな。「うわ、都会だあ」ってちょっと錯覚する。
EMTG: あー、そうか(笑)。僕は千歳から車で来る途中にある“きのこ王国”っていう道の駅みたいなところが好きだね。きのこ汁一杯100円で、うまい!!
たちばな: トイレ休憩は、あそこしかないですからね(笑)。
八熊: きのこ王国もそろそろ俺らタダにしてくれたっていいと思う(笑)。
(一同笑い)
EMTG: さて、みなさんはこの話を聞いていて倶知安に行きたくなったかな?音楽もアスパラも羊蹄山も、ゆっくり楽しむ秋の一日が待ってます。
八熊: 今年は倶知安町長が挨拶をするよっ!(笑)
EMTG: あ、確かにフェスじゃないね(笑)
【取材・文:平山雄一 [Blog]】
【SPARKS GO GO】
1990年結成の轟音3ピースロックバンド。
Be Modernを前身バンドに、八熊慎一(V/B)、橘あつや(G)、たちばな哲也(D)の不動のメンバーで、数々のオリジナル、カバーアルバムを発表し続けている。またライヴも骨太っぷりを発揮中で、ワンマンライヴはもちろんのこと、奥田民生、スライド名手の松浦善博をメンバーに加えたTHE BAND HAS NO NAME、阿部義晴とのABEX GO GOなど、時折思い出したかのように活動をしている。
2005年から開催されているSPARKS GOGO企画のイベント“JUNK!JUNK!JUNK!”では毎回多彩なゲストを招き、年一回のスパゴー祭りとして定着している。
本年、結成20周年を迎えるSPARKS GOGO。
アニバーサリーイヤーの企画は目白押し!









